スポンサーサイト

--.--.--.--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ラジオドラマ 11話「出会い・別れ・そしてバイク」

2014.02.07.19:00

「出会い・別れ・そしてバイク」
原作 MOTO-TOMO

    第11話 「白球」
タカシ         MOTO☆TOMO
麗子          ゆき
母親          えりなちゅらる
真司(しんじ)     ゆき
雅史(まさし)     MOTO☆TOMO
義男(よしお)     えりなちゅらる
試験官         西野武流
ナレーション      ゆき・えりなちゅらる


高校二年生 春。
県大会も終わり 、夏の甲子園に向かって毎日練習をしていた。
来る日も来る日も白い球に向かって、走る 捕る 打つ 練習は辛かったけど楽しい時期だった。が、 ある日 突然 目の前から白い球が遠くに飛んでいってしまった。

部活練習が終わり自転車で帰宅中、交通事故に遭い気付いたら病院のベッドで寝ていた。
そして、左足と右腕に白いギブスがプロテクターの様に装着してあった。
ベッドの横には、おふくろが心配そうな顔をして覗き込んでいる。

母親    大丈夫?タカシ。 痛くない?

タカシ   ああ、うん。     俺、どうしてここにいるの?

母親    部活後に自転車で帰宅中、住宅街の交差点で左側から走って来た自動車に当てられて怪我したのよ。
      先生がね、全治2・3ヶ月は掛かるておしゃっていたわよ。

タカシ   えっ、じゃあ 当分 野球出来ないの・・・・!!

母親    そうね・・・。

タカシ   夏の大会は無理じゃん。

その時は何も思わなかったが時間が経っていくのと同時に、俺から白い球が離れて行くのが感じられた。
そして夏休みにはほとんど部活には顔を出さなかった。

そんな時に麗子が家に遊びに来た。

麗子    どうしたのよ、タカシ。
      最近、部活に来ないてキャプテンの井上さん言っていたわよ。

タカシ    ああ、うん。    何もしたくないんだ。
       何か、体から力が抜けてしまってさ・・・。

麗子     じゃあ、気分転換にバイクの免許取らない?

タカシ    バイク?  大きいの・・・・・。

麗子     ううん、原チャよ。    ねえ、取らない?
       麗子、前から原付免許を取ろうと思っていたんだけど
       1人で行くの心細いからタカシも一緒に免許を取ろうよ。
        ねえ、行こうよ。  良いでしょう。

タカシ    まぁ、いいけどさ…。   いつ行くの。

麗子     明後日、月曜日かな。 どう、いい?

タカシ    試験て難しいのか?

麗子     そうね、30分間で50問。
       合格ラインは90点以上。二者択一 〇×。

タカシ    じゃあ、一問二点か。
       五個まで間違ってもOKだな。    どんな問題が出るんだい?

麗子     えっと、こんな問題・・・・・。
       1,原付免許で小型特殊自動車の運転をすることができる。
       (答えは×  原付免許では原動機付自転車しか運転できません。)

       2、原動機付自転車に積むことのできる荷物の高さは、荷台から2メートルまでである。
        (答えは×  荷台からではなく、地上からです。)

       3、,原動機付自転車は、強制保険の他に任意保険にも加入していなければ運転してはならない。
         (答えは×です。任意保険に加入してなくても運転できます。)


月曜日の朝、麗子と駅で待ち合わせをして免許センター方面の電車に乗った。
免許センターに着くと夏休みなのか同じ歳の奴らがたくさん来ていた。


真司(しんじ)  タカシ。

と、どこからから名前を呼ぶ声が聞こえた。
周りを見ると幼なじみの友達三人組がニヤニヤしながらこっちを見ている。

雅史(まさし)  タカシ。彼女と一緒か、いいね。 熱いね。 やっぱ、夏だね。

と茶化された。

麗子    タカシ、早く受付に行かないと遅れるわよ。

タカシ   ああ、じゃあ、またな。

あっちこっちと動き回り放送が入いり・・・・・

試験官   原付免許 学科試験を受講される方は二階の第三教室に上がって下さい。

教室に入ると百人ぐらいはいるかのように感じたが実際は、原付免許の受講生は
三十人ほどだった
試験の説明中、俺は違う事を考えていた・・・・・。
試験が始まり皆が一斉に鉛筆を動かしている。
俺は、ほとんど当てずっぽでマークシートを塗りつぶした。

試験官   はい、終了です。
      放送が入るまで一階の待合室でお待ちください。

麗子    ねぇ、タカシ どうだった?

タカシ   うんまぁ、一応 全部塗りつぶしたけど どうかな?
      麗子はどうよ、出来たかい。

麗子    わかんない、一応 塗りつぶしといたけどね。

試験官   間もなく電光掲示板に合格した方の番号を掲示しますのでお集まり下さい。

麗子    タカシ行こう。      えっと、私は121番。
      あ、あった!!  タカシは私の次 122番あった。 二人とも合格よ。

試験官   原付免許を合格された方は3番窓口に来て下さい。

タカシ   122番ですが・・・。

試験官   お昼から原付コースで実技が有りますので1時に原付コースに行って下さい。
      遅れたら今日は、免許証は発行しませんよ。
      宜しいですか。

タカシ    はい。

真司(しんじ)おい、タカシ。

タカシ    どうだった三人共合格した?

真司     当たり前じゃん。 あんなのチョチョイノチョイだよ。

雅史     よく言うよ 真司 お前二回目じゃん。

と雅史がツッコミを入れ横で義男(よしお)がうなづいている。
この幼なじみの三人には 後々いろんな事に巻き込まれる。

義男が小声で

義男     腹減った。

タカシ    じゃあ、試験場の前に在ったコンビニまで行くか

幼なじみ3人組みと麗子と俺。   合格したお祝いに缶コーヒーで乾杯した。

実技が始まり白とオレンジのジャージを着た、強面(こわおもて)のおっちゃん5人に囲まれてスクーターの基本的な事を聞いて実際にスクーターに乗って走る。
走る 止まる 曲がる等を練習した。
その間に免許証が作られていて講習が終わった時に名前を呼ばれて貰った。

免許センターから最寄り駅までは五人でバイクの話で盛り上がってしまった。

真司     なぁ、タカシ。 バイク どんなの買う。

タカシ    俺、まだ決めていないんだ・・・。

そして、麗子が・・・・

麗子      ねぇ、タカシ。帰りバイク屋さんに寄らない

と話し掛けてきた。

家の近くの駅で降りると、麗子が俺を無理矢理駅前通りのバイク屋さんに連れていく。
ショーウィンドウの中には、最近よくテレビのコーマシャルで見る
かわいい赤いスクーターが飾ってあった。

麗子      これ、いいでしょう。    私、これ欲しいのよ。
        パパに買ってもらうの。    タカシもバイク買うでしょう。

タカシ     どうかな?  最近まで交通事故に遭ってギブスを巻いていたんだよ。
        70%は無理ポイ。    後は、バイトしてお金を貯めるしかないよ。

麗子      タカシとこの お母さんのバイク有るじゃないあれかしてもらったら。

タカシ     嫌だよ、あんなの恥ずかしいよ。
        薄紫色のスクーターで前カゴ付きだよ。
        いかにも買い物スクーターじゃんかよ。

麗子      それもそうね。
        じゃあ、しっかりバイトしてお金を貯めなさいよ。
        ところで、ケンジ どんなバイクが欲しいの。

ケンジ     えっ、まだ わかんないよ。

麗子      じゃぁ、中に入って見てみる? ここのお店の人、うちのパパの友達だから色々と教えてくれるわよ

そして、俺は麗子に手を引っ張られて中に入って行った。
店の中から 何か白い球が俺の方に飛んでくる気がした。


                              つづく












スポンサーサイト

comment

Secret

プロフィール

MOTO-TOMO

Author:MOTO-TOMO
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。