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ラジオドラマ HOT DRINK マシン 番外編 サイドマシン 第3話 「夢のマシン・サイドマシン」

2013.01.04.19:00

ラジオドラマが ならどっとFMのHP から
次の時間帯で聞けます。

放送日 毎月 第1金曜日 19:00~19:30
再放送 毎月 第2土曜日 11:00~11:30

ココをポッチと押すと
 ↓
ラジオドラマ が始まるよ!!

HOT DRINK マシン 番外編
「サイドマシン」
原作 MOTO-TOMO
◆メインキャスト◆
ナレーション   MOTO-TOMO
         奈良 純
ハジメ      桜塚 れい
アユミ      奈良 純
試験官A     MOTO-TOMO
試験官B     西野 武流
茂さん      西野 武流
ジュン平     奈良 純
ケンジ      MOTO-TOMO
      

第3話 「夢のマシン・サイドマシン」

ルルルルール♪と携帯電話のアラームが鳴り また今日も一日始まるのかと思いつつ
ベットから起き上がり テレビの電源を入れてトーストをトースターに入れ
コーヒメーカーの電源を入れるという いつものと同じ行動と時間が流れていく。

朝のテレビのニュースは、戦争とか殺人とか嫌な事件ばっかりが報道されている。
いやな時代だよな これから世界はどうなるのだろうと思いつつ コーヒを口に含んだ。
スーツに着替え いつもの駅に向かって歩き いつもの列車に乗り 会社に向かう

列車の扉付近に立って列車の窓から外の風景を眺めていると、バイクが列車と並行に
走っているのが見えた。
ああ、いいな。俺も早くバイクに乗って走りたいなと心の中でつぶやいた。

仕事が終わり 今日は、いつもの居酒屋に向かわずに反対方向に向かって歩いている。
会社の近くに建っている自動車学校に今晩から通うのだ。
俺は、普通自動車の免許証を持っているので技能時間が 17時間 学科時間が1時間の
速成科と言うコースらしい。まぁ、順調に行けば今月中に卒業試験を受けて、合格すれば
普通自動二輪免許が貰えるらしい。
秋の連休前には、手に入れる予定なのだ。

仕事が終わって自動車学校に通い出し3週間が過ぎた。
明日の土曜日が試験日だ。
次の日、朝から自動車学校に行くと待合室には沢山の人がベンチに座っていた。
へぇ、みんな受験者か。何年振りだろう こんな風景は・・・。
と思いつつ窓際の近くのベンチに腰を掛けた。

しばらくすると、待合室の隅に据え付けてあるスピーカーから放送が聞こえてきた。

試験官A  「受験者の方は、ヘルメットとゼッケンを準備しておいてください。」
と放送が入った。

教習車が置いてある隣の部屋に 貸出のヘルメットとゼッケンが置いてある。
赤色と緑色のゼッケンが有り 普通二輪は緑色のゼッケン。
俺は、卒業試験番号が3番なので緑ゼッケン3を着けて
ヘルメットを手に持って待合室に戻った。

トン・トンと扉をノックして試験官が現れて、朝からハイ・テンションな大声で

試験官A  「はぁい、おはようございます。
只今から大型自動二輪車と普通自動二輪車の卒業試験を行います。
初めに、試験コースの説明と注意事項を説明します。」

試験官が一生懸命説明していたが 俺は急に胸がドキドキして試験官の説明は頭に入らなかった。

ハジメ   「やべぇ、どうしょう。」

試験官A  「では、大型二輪車の方から試験を始めます。
       大型二輪車1番の方は試験車の方に行って下さい。
       次の方はヘルメットを被って待ってて下さい」と
       言って待合室から出て行った。

俺は、廻りを見ると緑ゼッケンが6番まで見えた。6人、卒業試験を受けるのか。
 皆、緊張しているだろうなと思った。

窓のそばに栗色の髪が肩まである女の子が 立って試験風景を見ながら
「ふぅ」とため息を漏らした様子が見えた。
緑ゼッケン2番 が女の子の番号。俺の前か・・・・。
ゼッケン2番がこっちに近づいて来て隣に座った。

アユミ   「こんにちは」と挨拶をしてきたので俺も

ハジメ   「こんにちは」と答えてしまった。

すると急にゼッケン2番がしゃべり出した。

アユミ   「私、前回 一本橋で脱輪してしまって不合格だったの。
       今日は、朝から緊張しっぱなしなんです。」

ハジメ   「おい、おい。不合格なんて言葉を言わないでくれよ、
       俺も緊張しっぱなしなんだからさ」と言いたかった・・・。

女の子が次に喋った言葉は・・・。

アユミ   「私の仕事場に大型バイクに乗っている先輩がいてね。
       その人に、一本橋の攻略方法を教えてもらったから 
       今日は大丈夫よ。絶対に」

と話しているが顔は少し引きつっていた気がする。

ハジメ    「へぇ、どんな攻略方法なの  教えてよ」と言ってみた。

すると女の子は、

アユミ    「駄目、秘密」

ハジメ    「そこまで言って秘密じゃないよ 気になるじゃんか」

アユミ    「でも、恥ずかしいもん」

ハジメ    「どうして」

アユミ    「だって、あのね。攻略方法はね・・。やっぱり駄目、恥ずかしいから」

ハジメ    「いいじゃん、誰にも言わないから教えてよ」

アユミ    「じゃあ、あのね。」
       「カラスなぜ鳴くのカラスのかってでしょう」♪

ハジメ    「えっ、何だこれは・・・。」と思った。

アユミ    「今度、一本橋を渡るときに歌ったら緊張が解けるし 
        7秒は稼げると思うよ」て教えてくれたのよ。

ハジメ    「へぇ、そうなの」

スピーカーから
 
試験官A   「これから、普通二輪車の試験を始めます。
        普通二輪の1番の方 試験車の方に来て下さいと放送が聞こえてきた。」

アユミ    「うわぁ、もう来ちゃった。緊張しちゃう」

ハジメ    「大丈夫さ。」

試験官A   「次、2番の方試験車の方に来て下さい。」

アユミ    「じゃあ、行ってくるね」

ハジメ    「頑張れよ」

アユミ    「あなたも」

今、女の子は試験コースを走っている。
次の信号を右折すれば目の前に一本橋がやって来る。
そして 女の子は一本橋の手前の停止線に止まった。
チェンジを、ローギヤに入れて 深呼吸をして 右後方の安全確認をして
 ゆっくりと左手のクラッチを緩めた すると前輪が動き始め一本橋に乗りあがった。
女の子の口元はかすかに動いている。

アユミ  「カラスなぜ鳴くのカラスのかってでしょう」

女の子は無事に一本橋を通りぬけた。
よかったね。後、もう少し頑張れよ。
そして、試験車が発着点に止まって女の子はバイクから降りた。
女の子はさわやかな笑顔で試験を終えた。

試験官B  「次、3番。試験車の方に行ってください。」

ハジメ   「あれ?声が変わった。試験官が変わったのか?」

俺は、試験車の横に立ち試験官の方に向かって右手を揚げた瞬間
背中がゾクッとした。噂で聞いていた試験の採点が厳しいという試験官だった。

ハジメ   「ウソ、マジッスカ」

俺は、試験車にまたがり キースイッチをONにして
スターターボタンを右の親指で押した 
するとエンジンが鼓動をし始めた瞬間から俺の記憶は無くなっている。
只、覚えているのは、女の子のさわやかな笑顔とカラスの歌だけが頭の中に残っていた。

ハジメ   「終わった。試験が終わった。」

試験官A  「はぁい、お疲れさん。合格者の発表します。
       合格された方は受付の方に行って下さい
       大型二輪車 のゼッケン 1・2・5・7番の方合格です。
       次、普通二輪の合格者 ゼッケン 1・2・3・6番の方合格です。
       受付の方に行って下さい。」

ハジメ   「あ、合格した! 女の子も合格したんだ」

アユミ   「わぁい、やったね。合格したね。」

俺は、女の子にオメデトウと言った。

自動車学校からの帰り道偶然一緒だった。
女の子は帰り道中 いろんな事を話してくる。

アユミ  「私、アユミ。あなたの名前は・・・。」

ハジメ  「俺、ハジメ。」

アユミ  「ハジメさんかぁ」
     「ハジメさんは、どんなバイクを乗るの・・。」

ハジメ  「俺、俺は おじいちゃんのバイクを乗るんだ。」

アユミ  「えっ、オンボロバイク?」

ハジメ  「違うよ、オンボロバイクじゃなくて、
      おじいちゃんが乗っていたバイクだよ。」

アユミ  「あっ、ゴメン。 オンボロバイクて聞こえちゃった。
      どんなバイクなの。」

ハジメ  「何処にでも行ける夢のバイク。 サイドマシンさ。」

アユミ  「サイドマシン?夢のバイク? 何、それ。
      でも、いいね。何処にでも行ける夢のバイクか。素敵ね。」

ハジメ  「アユミちゃんは、どんなバイクに乗るの?」

アユミ  「まだ、乗れないの・・・。」

ハジメ  「どうして。免許を取ったのにサ」

アユミ  「二輪免許は、親に黙って取りに来ていたのよ。
      だから、まずは、親を説得させてからかな・・・・。
      だって、絶対、お父さんが危ないから駄目て言うもの。
      だからもう少し時間が掛かるかもね。
      ねぇ、今度ハジメさんのバイクに乗せてよ。
      でも、駄目だったよね。
      免許を取得して1年間は二人乗り禁止だったよね。」

ハジメ  「大丈夫さ。」

アユミ  「駄目よ。捕まっちゃうよ。」

ハジメ  「大丈夫だって。俺の夢のバイクはサイドマシンだからサ。
      側車付二輪車だから1年経過しなくても横に人を乗せられるんだよ。」

アユミ  「えっ、乗れるんだ。絶対に乗せてよ。絶対よ。」

ハジメ  「OK!解った、解ったよ。
      乗せてあげるから服を引っ張らないでよ。」

アユミ  「あっ、ゴメン。」

そして僕たちは、メールアドレスを交わし合い駅の別々の改札口に入った。
ホームの反対側に列車が入って来た。
彼女は列車に乗りこっちに向かって手を振っていた。
 
ハジメ   サイドマシン、夢の乗り物。何処までも行ける不思議なマシン。
      来週の連休には、マシンが出来上がっているだろうか?
      茂さんに電話してみょう。

携帯電話のアドレスを開いて茂さんを押した。

ハジメ  「もしもし、茂さん。」

茂さん  「おお、ハジメか。」

ハジメ  「バイク 出来上がってますか?」

茂さん  「あぁ、とっくの昔に出来上がっているさ。」

ハジメ  「来週、取りに行くよ。有難う。」

今、俺は列車に乗って田舎に向かっている。
手には黒いメットを持って。
明日は、サイドマシンに乗って 今見ている風景を追いかけている自分を思い浮かべ
ながら列車の窓の外を眺めている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



ジュン平   「先輩、ケンジ先輩」

ケンジ    「おぉ、ジュン平じゃないか。どうしたんだいそんなに慌てて。」

ジュン平   「せ、先輩。ぼ、僕 見ちゃったんですよ。」

ケンジ    「何を見たんだよ。 幽霊かUFOでも見たのか?」

ジュン平   「ち、違いますよ。
うちの会社の受付にいる アユミちゃんを見たんです。」

ケンジ    「それがどうしたんだよ。」

ジュン平   「昨日、僕。バイク用品店に行ったら アユミちゃんがいたんです。」

ケンジ    「あぁ、知ってるよ。バイクの事だろう。」

ジュン平   「えぇ、知っていたんですか?」

ケンジ    「先月、俺が昼休みにバイクのホイルを磨いていたら 後ろから

アユミ    「あの、すみません。バイクの乗り方について教えて頂けませんか」

ケンジ     て、女の子の声が聞こえたんで振り返ってみると 
        受付のアユミちゃんだったんだ。
        どんな事を聞きたいんだいて言ったら 一本橋の渡り方だってサ。
        そうか、アユミちゃん 免許取れたんだ良かった。
        バイクの免許が取れたから、バイク用品でも見に行ったんじゃないのか。」

ジュン平   「違いますよ。そんな事だったら僕が慌てて先輩の処には来ませんよ。」

ケンジ    「違うのか?どうしたんだよ 早く教えろよ。」

ジュン平   「アユミちゃん 男と一緒に来ていたんですよ。」

ケンジ    「そらぁ、アユミちゃんにも彼氏はいるだろうよ。
        バイクの免許も彼氏の影響で取ったのかもな。」

ジュン平   「先輩、でもその男キザな奴で、
        ビンテージぽいサイドカーに乗ってるんですよ。
        服装も黒い皮ジャンに皮パン。いかにもイギリスの
        パンクロッカー風なんですよ。」

ケンジ    「いいじゃんか。人それぞれ趣味も考えも違うし 
        バイクの種類もイロイロ有るんだし、いいじゃんか。
        それに、アユミちゃんの彼氏が バイク乗りで良かったじゃないか。
        バイク乗りの彼氏だったらいいと思うよ。
        もしかして、ジュン平 アユミちゃんが好きだったのか?」

ジュン平   「違いますよ、そそうですよね。バイク乗りで良かったですよね。」

ケンジ    「今度、アユミちゃんと彼氏を誘ってツーリングでも行こうかな。
        俺も、アユミちゃんの彼氏を見ときたいからね。」

ジュン平   「ツーリングか。ケンジ先輩、何処に行きます。」

ケンジ    「どうしたんだいジュン平。 急に元気になって・・・。」

笑      「ハハハハハァー。」   



                     終わり。
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