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ラジオドラマ HOT DRINK マシン 番外編 サイドマシン 第2話「バタコ乗りの勇さん」

2012.12.07.19:00

ラジオドラマが ならどっとFMのHP から
次の時間帯で聞けます。

放送日 毎月 第1金曜日 19:00~19:30
再放送 毎月 第2土曜日 11:00~11:30

ココをポッチと押すと
 ↓
ラジオドラマ が始まるよ!!

HOT DRINK マシン 番外編
「サイドマシン」
原作 MOTO-TOMO
◆メインキャスト◆
ナレーション   MOTO-TOMO
ハジメ      桜塚 れい
シズさん     奈良 純
茂さん      西野 武流

第2話     「バタコ乗りの勇さん」

次の朝早くから、茂さんが来ていたそうだ。
まだ、俺は布団の中だったが 茂さんの大きな声で目が覚めた。

茂さん     「おってですか? 茂ですけども」

シズさん    「おはようさん、茂さん」

茂さん     「これ、家の畑で採れたキューリとナスですが良かったら食べてくだい。」

シズさん    「いつも有難う 茂さん」
        「ハジメ 茂さんが来てくれてるよ」

ハジメ     「うん、チョッと待ってて すぐ行くから。」
        「おはようございます。」

茂さん     「おお、ハジメか? 大きくなってオラが知っているハジメは、
         いつも勇さんの後ろに隠れていた、こまい小僧だったんだが 
         立派になって勇さんも喜んでいるじゃろぅな。
         うんで、今日は、勇さんのバタコのエンジンを掛けて欲しいと
         シズさんから昨日 電話貰ったんじゃがな。
         シズさん、勇さんのバタコは、蔵の中だったかの・・・」

ハジメ     「昨日、祖母は 茂さんに電話してくれたんだ」

茂さん    「ほお、勇さんのバタコは いつみてもピカピカだの。
        黒いタンクが輝いてカッコイイのぉ。
        流石、バタコ乗りの勇さんじゃの」

ハジメ    「あのね、茂さん。  昨日、このバイクをキックして掛けようとしたら
        ペダルが跳ね返って来て足に激痛が走ったよ。」

茂さん    「ハァハハハァ ハジメ、ケッチン食らったな。
        このバタコのエンジンを掛けるにはコツがいるんじゃ。
        ほれ、バタコのハンドルにレバーが付いてるじゃろ。」

ハジメ    「ええっと、コレ?」

茂さん    「そうじゃ、デコンプレバーて言うんじゃ
        このレバーを握ってゆっくりペダルを足で押し下げていくとな」と

茂さんはバイクにまたがりキックペダルを右足で押し下げた。

茂さん    「ハジメ、キックペダルの近くに丸い小さな窓があるじゃろ。」

ハジメ    「えっ、何処? あ、これか。」

茂さん    「そうじゃ 今 その窓の色は白っぽいじゃろ これから上の方から黒い玉が
        動きはじめるからよく見とけ」

ハジメ    「 あっ、窓が黒くなった。」

茂さん    「黒くなったか そしたらデコンプレバーを戻して後はそこから思い切って
        キックするんじゃ ほれ!!」

すると、ポコポコポーとマフラーから音がすると エンジンからトコトコトオオンと
エンジンが動き始めた。

ハジメ    「おお、掛かった。凄いね茂さん。」

茂さん    「バカたれ、こんなんは、バタコ乗りだったら朝飯前だぁ。
        ほれ、ハジメ今度はお前がやってみろ」

と言いながらエンジンを止めてしまった。

ハジメ    「えと、まずは、このレバーを握って キックペダルをゆっくりと押し下げて
        窓が黒くなったらレバーを放して 思いっきりキック・・。痛え」

茂さん    「ハァハハハハァ、 また、ケッチン食らったな。
        エンジンの下まで押し下げるんじゃ ほらもう一度やってみろ」

ハジメ、は言われるとおりにキックペダルをエンジンの下まで押し下げた
すると マフラーからポコポコポンと音がした。

ハジメ    「やっった!!バイクエンジン掛かった。
        これで、このバイクで走れるね。茂さん」

茂さん    「いやぁ、駄目だ。ほら、タイヤにヒビが入ってるから
        新しいタイヤに交換しないと危ないし ブレーキが効くかどうか
        わからんしな・・・。走るには少し日にちがかかるの。ハジメ」

ハジメ    「でも、俺 今日の夕方には街に帰るんだ。 明日、仕事が有るし
        今度、来れるのは秋の連休かな。」

茂さん    「そしたら秋の連休までに点検して直すしておくよ。」

ハジメ    「うん、有難う。」

ジィィィィ♪ と音が先ほどからしていた。

ハジメ    「この音はなんだろね茂さん? ハンドル廻りからするよ。」

茂さん    「これじゃ、ミラーの処のナットが緩んでワッシャーが上下に動いて
        音がしてるんじゃ。うん、これはワッシャーじゃないの 指輪じゃ。」


ハジメ    「えっ、指輪? ハズれるかな。」
 
茂さん    「ミラーを廻したらハンドルからハズれるぞ、ほら。
        これは、誰の指輪かの?  勇さんにしては少し小さい気がするの・・・。
        女性の指輪じゃな。   もしかしたら、勇さんのコレかの」

と、茂さんが小指をうえにあげた

茂さん    「勇さんも色男だからの。勇さん若い頃 このバタコに良く
        お茶屋の姉さん乗せて走ってたよなぁ。」

シズさん   「ゴホン、何かあったの茂さん?」

ハジメは、急いでズボンの前ポケットに指輪を隠そうとしたが慌てすぎて
床に落としてしまった。

ハジメ   「あっ、指輪。」

シズさん 「この指輪どこにあったの ずいぶん探していたのよ もう諦めていた時なの。」

ハジメ   「バイクのミラーの処についていたんだよ おばあちゃん。」

シズさん  「お父さんが、バイクで走る時にお守りがわりて言って よく付けてのよ
       すっかり忘れていたわ。」

「ふう、良かった」 とハジメは思った。

茂さん   「ところで、ハジメ。お前さん、バタコの免許を持ってるのけ?」

ハジメ   「あっ、原付バイクの免許しかなかった!!
       今度 来るまでには、頑張って普通二輪車の免許を取るよ。」

茂さん   「頑張れや。ハジメ」

ハジメ   「有難う 茂さん。」

今、俺は車のハンドルを握り来た道を走っている
今度 この道をあの夢のサイドマシンで走っている姿を思い浮かべながら
目の前のコーナーカーブに 車のハンドルを切った。

                           ・・・・・・つづく









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