ラジオドラマ 第2弾 HOT DRINK マシン 第5話 「化粧」

2012.08.03.19:00

ラジオドラマが ならどっとFMのHP から
次の時間帯で聞けます。

放送日 毎月 第1金曜日 19:00~19:30
再放送 毎月 第2土曜日 11:00~11:30

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第2弾 HOT DRINK マシン
原作  MOTO-TOMO

◆ メインキャスト ◆

ケンジ          MOTO-TOMO
ナレーション       桜塚 れい
ジュン平         奈良 純
バイク店の女性      奈良 純
バイク屋のオヤジ     西野 武流

第5話  「化粧」

週末の日曜日の朝。

今日は、ジュン平とバイク屋に行く日と部屋に貼ってあるカレンダーに
赤いマジックで書かれてあった。
突然、携帯電話が鳴りだした。

ケンジ     誰だぁ。 こんな朝早くから・・・。

部屋の壁に掛けてある時計の針は、8時を少し廻った頃だった。
携帯電話の画面には、ジュン平の携帯番号が表示されていた。

ケンジ     ジュン平か。
携帯のボタンを押してケンジがおもむろに。
ケンジ     この電話番号は現在使われていません。
        もう一度、お確かめの上おかけください。
ジュン平    先輩!!ボク、僕です。ジュン平です。遊ばないでください。
        今日は、バイク屋さんに行く日ですよ。
ケンジ     あっ、そうだっけ。 おやすみ。
ジュン平    待ってくださいよ、先輩。
ケンジ     覚えているよ。11時に店の前で待ち合わせだろう。
ジュン平    そうです。11時です。
ケンジ     まだ、後3時間も有るじゃないか。
        わかったよ、11時にバイク屋に行くから。
ジュン平    ぜったいですよ。お願いしますよケンジ先輩。
ケンジ     わかった、わかった。じゃなぁ・・・。

ケンジは髪の毛をかきあげながら ベットから起き上がり、コーヒーメーカー
のスイッチを入れ トースターのスイッチを廻し、コンポのスイッチを押した。
スピーカーからはテンポの良い曲が流れ、そして窓から入ってくる太陽の光。
ケンジは、スチール製のマグカップにコーヒーを注ぎ ゆっくりと口に含んだ。

ケンジ    あちぃ!

コオーン・コーオオン・オオーン♪ キィーッ♪
歩道を小走りに走ってくるジュン平の姿が見えた。

ジュン平   先、先輩。
ケンジ    どうしたんだい、そんなに慌てて。
ジュン平   それがね先輩、バイク店らしき店は有るんですが変なんですよ。
ケンジ    変? 何が変なんだ。
ジュン平   あそこのたこ焼き屋さんと携帯ショップの間を入って行くと 
駐車場が有ってその奥にバイク店らしき建物が有るんですよ。
       店の前には、何台かのバイクが置いて有って、
人がいる気配がないんですが・・・・・。大丈夫ですかね。
ケンジ    心配性だな、ジュン平は・・・。
       マスターの紹介だから大丈夫だよ。
ジュン平   そうですよね。
       じゃあ先輩、先に行って下さいよ。
ケンジ    ハハハハァ、わかったよ先に行ってやるよ。

ケンジとジュン平は、たこ焼き屋と携帯電話ショップの間の通りに入って行き
バイクショップの前で立ち止まって唖然とした。
店の外見は、少しキレイにしたバラック小屋で、入り口の戸は透明なビニールの
シートが貼ってあった。

ジュン平   先輩、大丈夫ですよね。
ケンジ    たぶん・・・。
ジュン平   えっ。
ケンジは、少し傾いて開きにくい戸の枠と取っ手を持って手前に引き開けた。
ケンジ    こんにちは、バイクカフェのマスターから紹介して貰ったんですが
         誰かいらっしゃいますか?

バイク店の女性  ハァイ、ちょっと待っててよ。今すぐ行くからね。
と店の奥から洗濯機の廻る音と共に女性の声が聞こえた。

バイク店の女性  お待ちどぅさん。

と奥から、30歳前半の金髪で凄くド派手な化粧の女性が出てきた。

バイク店の女性  あのね、うちのダンナさつきお客さんの所に修理したバイクを
         持って行ったのよ。
もう少ししたら帰ってくるからそこに座って待っててよ。
えっと、二人ね。コーヒーには、砂糖とミルクいる?

ケンジ      俺はブラックで・・・。
ジュン平     僕は、ミルクと砂糖の両方でお願いします。
バイク店の女性  了解!ラジャー。
ケンジとジュン平は、一瞬目を合わせて笑うのを必死で我慢した。
ジュン平     先輩、ここのバイク店大丈夫ですかね。
         先ほどの奥さんは、昔レディースですよ。絶対に。
ケンジ      さぁ、わからんけど大丈夫だと思うよ。

グォオン・グォオン・オオン♪ キキキキキィー♪ ギィー、バタン♪

バイク屋のオヤジ  いらっしゃい。

軽トラックからは、顔色が少し浅黒いリーゼントパーマの髪型に白いツナギを着た
男性が二人の目の前に現れた。

ケンジ       おじゃまします。バイクカフェのマスターから紹介して・・・・・。
バイク屋のオヤジ  あぁ、聞いてるよ。バイクの免許を取ったんだって。
          250ccのバイクを探してるんだろ。

ジュン平      はぁい。ニーハンを・・・。
バイク屋のオヤジ  今、うちの店に有るのがそこに有るマシンだよ。

バイク屋のオヤジが指差す先には、銀色に輝くアルミフレームが有るだけだった。

ジュン平      こここ、これですか?
バイク屋のオヤジ  そうだよ。今はフレームだけなんだが、来週までには組み上げて
おくから悪いけどもう一度来てくれないかな?

ジュン平は、すみませんがどんなバイクなんですか?とたずねた。

バイク屋のオヤジは、コーヒカップが置いてあるテーブルの下から
数冊のバイク雑誌を取り出しペラペラとめくって

バイク屋のオヤジ  あ、あったよコレコレ。
          250cc水冷4サイクル4気筒45馬力。
          バイク名は、エキセントリック250だよ。

ケンジ       あっ、これか懐かしいな。これって20年前のバイクですよね。

バイク屋のオヤジ  そうだよ。知り合いのバイク屋の倉庫に置いてあったんだよ。
          暇があったら組み直おそうと思って分解してたのさ。
          今の新型車よりは性能は劣ると思うけど、
バイク本来の楽しみ方が出来るいいバイクだと思うよ。

ジュン平は、フレームだけのバイクとバイク雑誌の写真を暫くニラメッコしていた。  
そして、先輩これにしますとつぶやいた。

ケンジ       ジュン平、良かったじゃないかいいのがあって。
ジュン平      すみませんが、今度来る時にどんな物が必要なんですか?
バイク屋のオヤジ  まずジュン平君の住民票1通、これは3カ月以内のモノだよ。
          それと、認印とバイク代だよ。
ジュン平      来週の日曜日には乗れますかね。
          来週の金曜日午前中までに持って来てくれたら登録してくよ。  
ジュン平      はい、わかりました。来週の金曜日までに持ってきますね。
そしたら、来週の日曜日に取りに来ていいですか?
バイク屋のオヤジ  OK!

来週の日曜日が待ちどうしいジュン平であった。

                              つづく。







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