ラジオドラマ 第2弾 HOT DRINK マシン

2012.04.06.21:00

ラジオドラマ

第2弾 HOT DRINK マシン
原作  MOTO-TOMO

◆ メインキャスト ◆

ケンジ               MOTO-TOMO
ハルミ・ナレーション        桜塚 れい   
ジュン平              奈良純

第1話 「きっかけ」

春です。
上空は、雲一つも無い真っ青な空が広がっています。
ケンジは、フォークリフトのレバーを前後・左右に操作させながら

ケンジ  「あっ、暖かいな。こんな天気の良い日にはバイクで走りてえナァ」と
      つぶやきながらトラックの荷台に荷物を積み込んでいます。

ジュン平 「先輩、ケンジ先輩!」とフォークリフトの後方からケンジの名を
      呼ぶ声が聞こえ、聞こえる方に振り向くとアヤツが立っていました。

ケンジ  「誰だ、フォークリフトの後ろに立っていると危ないぞ!!
      なんだ、ジュン平じゃないか?
      どうしたんだ、ニコニコしながら薄気味悪いナ
      ジュン平がニコニコしてケンジ先輩と言ったら
      何か良からぬ悪い事が起こるからな」

ジュン平 「そんな、そんな事 言わないで下さいヨ!
      先輩に見せたいモノが有るんですよコレです。」

とジュン平は、誇らしげにジャケットの胸のポケットから
ケンジの目の前に片手でカードを突き出した。

ケンジ  「何だ?免許証じゃないか。 写真がアホ顔しているぞ。
      このアホ顔を見せたかったのか」

ジュン平はケンジに向かって大声で

ジュン平 「違いますヨ!! よく見てください」

ケンジ  「うん、名前・住所・免許種類は・・・・。
      原付・普通・自二。 アレ?自二の所にゴミが付いてるぞ」

ジュン平は、目と鼻の穴を大きく開きながら

ジュン平 「違います、よく見てください。 普通二輪車の免許を取ったんですよ」
      と誇らしげに言った。

ケンジ  「普通二輪免許か・・・  何処で拾ったんだ。
      冗談だよ、良く頑張ったなオメデトウ」

ジュン平 「有難うございます、ケンジ先輩。さっそくなんですか・・・。」

ケンジ  「何だ、何も聞かないぞ!」

ジュン平は、フォークリフトに乗っているケンジの所に駆け寄って来て

ジュン平 「そんな事言わないで聞いてくださいヨ」と飛び上がって言った。

ケンジ  「聞くだけだぜ」とケンジが言うと。

ジュン平は、やったと言わんばかりの微笑みを浮かべながら

ジュン平 「バイクが欲しんですが、どんなバイクが良いか教えてもらいたいんです。
      一人でバイク屋さんに行くのは心細いので出来れば一緒に行って下さいヨ。
      お願いします。」

そして、ケンジの心をクスグル様に「ランチ付きです」と最後の切り札を出した。

ケンジ  「うん、一緒に行くだけだぞ」

ジュン平 「有難うございます」

ジュン平はやったと心の中で思いホッとしていた。

ケンジ  「どうして、急にバイクの免許なんか取ったんだ?」

ジュン平 「実は、先輩が休日前になると会社にバイクで通勤して来て、昼休みに
      バイクを磨いているじゃないですか」

ケンジ  「あぁ」

ジュン平 「何か楽しそうに見えるんですよ。
      バイクに乗って走ったら楽しいのかなと思って免許を取ったんです。
      僕、何も趣味が無いしね、仕事が終わってから毎晩、教習所に通っていたんですよ。」

ケンジは、ジュン平がこれぐらいに頑張ってバイクの免許を取得したのを知って

ケンジ  「そうか、仕方がないな。今度の休日はバイク屋でも行くか。」

ジュン平 「本当ですか。 有難うございます。」

・・・・次の日曜日、いつものあの場所で・・・・・

バァールルルン♪ ウウンッ♪

ケンジ  「お待ちどう。ハルミ」

ハルミ  「遅いぞ!! 待ち合わせの時間 20分も遅刻よ。」

ケンジ  「わりい」  

いつも遅刻するのはハルミの方じゃんか と心の中でつぶやくケンジであった。

ケンジ  「今日は、タンデムで来たから遅くなったんだよ」

ハルミ  「こんにちは、彼方がジュン平君ね。話はケンジから聞いているわ」

ジュン平は、ハルミの顔を見ずに

ジュン平 「おはようございます。ジュン平と言います。
      今日はツーリングに行くのをやめて付き合ってもらって」
      と一礼をして言った。

ハルミ 「いいのよ、私もバイクを見たいの。
そしたらケンジ早く行きましょうよ」

ケンジ 「えっ、ちょっと待つてよ。 今、着いたばかりだよホットコーヒーでも飲ましてよ」

ハルミ 「だめ、早く行くわよ」

ケンジは、渋々ポケットからだしたコインをズボンのポケットに押し込んで

ケンジ 「わかりましたよ。行けばいいんでしょう行けば」とつぶやいた。


2台のマシンは、ハイウェイを桜の花びらが舞う様に走りだした。

クゥオオーンッ♪


・・・・・・・・・・・・・・つづく  
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